3種のインクの違いを写真で検証

名入れペン選びにも、インクは重要な要素です。
皆に喜ばれるインクを選んで、良い名入れボールペンにしたいですね。

インクの選び方4
ちょっと遠目からの画像になってしまいましたが、それぞれのインクで書き比べたところです。

こうして見ると、水性カラーインク(サラサクリップ0.5を使用)の色鮮やかさが際立ちますね。
発色に関しては水性インクが別次元なのに対し、エマルジョンインクは油性インクの発色を一段階アップさせたような印象です。

また、ジムノックUKは粘性の低い特殊なインクが使われていて、油性インクの中でもひときわ黒く濃い線が書けます。

油性インクをずっと使っていたけど、最近見にくいんだよね…という方には、エマルジョンインクかジムノックUKを選ぶと、これまでと違和感なく使えると思います。
インクの選び方5

見ばえについて注意したいのが、インク芯の太さと実際の筆記線のギャップ。
水性インクの0.5ミリと他の0.7ミリが、ほぼ同じ太さの線に見えますよね。

サラサラの水性インクは、同じ筆記動作でも他に比べて多めにインクが出るんです。
上2行の水性0.5ミリと、下から2番目の油性0.5ミリを比べると一目瞭然。
油性の0.5ミリ芯は、鋭すぎるペン先に紙が引っかかる感じがして、薄い紙や筆圧の強い人には不向きだと感じます。

筆記時の疲労度は?

インクの選び方6
それぞれの筆記にかかるエネルギーを体感するべく、試し書きの定番「永」の字を10回ずつ書いてみました。

案の定、油性インクは一画一画に力が必要で、その上疲れるとすぐに字が崩れてしまうため、気が抜けません。

エマルジョンインクは最初の滑り出しさえ力を入れればスムーズに書けます。

水性インクは、最後までほとんど力が不要で、疲れませんでした。

それぞれの特徴を生かしたインク選びを

以上、いくつかの観点から3種類のインクの特徴を比べてみました。
三者三様のボールペンインク。
その他の条件なども考慮しつつ、目的にぴったりのインクを選んでみてください。